- ED治療薬を使ったら、勃起が収まらなくなったらどうしよう…
- 持続勃起症って聞いたことあるけど、具体的にどんな症状なの?
- もし勃起が治まらなくなったら、どう対処すればいいか分からなくて怖い…
こんな悩みを解決できる記事になっています!
なぜなら、持続勃起症の基礎知識から原因、万が一なってしまった場合の対処法まで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説しているからです。
この記事を読み終えることで、持続勃起症への正しい知識が身につき、過度な不安なく安全にED治療に取り組めるようになります!
記事の前半では『ED治療で持続勃起症が起こる3つの原因』について解説し、記事の後半では『持続勃起症になってしまった場合の3つの対処法』について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは本編です!
持続勃起症(プリアピズム)とは何か?2つのタイプを解説
まずは、持続勃起症(プリアピズム)がどのような状態なのか、その基本を解説します。
正しく知ることが、漠然とした恐怖を取り除く第一歩になります。
持続勃起症には、原因によって大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
- 虚血性持続勃起症(低血流性)
- 非虚血性持続勃起症(高血流性)
ED治療薬の副作用として問題になるのは、主に虚血性のタイプです。
それぞれ詳しく解説していきます。
虚血性持続勃起症(低血流性)
これは、陰茎から血液がうまく排出されなくなり、内部に滞ってしまう状態です。
血液がうっ血して酸素不足に陥るため、強い痛みを伴うのが特徴でしょう。
虚血性持続勃起症には、以下のような特徴が見られますので、覚えておきましょう。
- 性的興奮とは無関係に勃起が4時間以上続く
- 時間が経つにつれて、陰茎に強い痛みや硬直が現れる
- 放置すると細胞が壊死し、永久的なEDに繋がる緊急性の高い状態
以上のように、虚血性は泌尿器科における救急疾患であり、迅速な対応が必要です。
ED治療薬の副作用として起こる可能性があるのは、主にこのタイプになります。
もしこの症状を疑ったら、迷わずすぐに医療機関を受診してください。
非虚血性持続勃起症(高血流性)
これは、事故などで陰茎の血管が損傷し、血液が過剰に流れ込み続ける状態です。
血液は循環しているため酸素不足にはならず、虚血性のような強い痛みはありません。
非虚血性持続勃起症には、以下のような特徴があることが知られています。
- 会陰部を強打するなどの外傷が原因で起こることが多い
- 勃起はしているが、カチカチに硬いわけではない
- 緊急性は低いが、自然に治らない場合は治療が必要
以上のように、ED治療薬の服用とは直接関係なく発症するケースがほとんどです。
緊急性は低いものの、放置して良いわけではないので、こちらも専門医の診断が必要です。
痛みの有無が、緊急性を判断する一つの目安になると覚えておきましょう。
ED治療で持続勃起症が起こる3つの原因
ED治療薬の服用で持続勃起症が起こることは非常に稀ですが、ゼロではありません。
どのような場合にリスクが高まるのか、その原因を知っておくことが予防に繋がります。
ED治療で持続勃起症が起こる主な原因は、以下の3つです。
- ED治療薬を過剰摂取してしまった
- 他の薬との危険な飲み合わせをしてしまった
- ED自己注射薬の用量を間違えてしまった
これらの原因は、いずれも正しい知識と用法を守ることで防げるものです。
それぞれ詳しく解説していきます。
ED治療薬を過剰摂取してしまった
効果を高めようとして、医師に指示された用量を超えて薬を服用してしまうケースです。
薬を多く飲めば効果が強まるわけではなく、副作用のリスクが急激に高まります。
実際に、自己判断で過剰摂取してしまう人には以下のような心理が働きがちです。
- 「前回あまり効かなかったから、今回は2錠飲んでみよう」
- 「より硬く、より長く勃起させたい」という過剰な期待
- 個人輸入した偽薬で、成分量が不明なものを服用している
以上のような安易な判断が、危険な持続勃起症を引き起こす引き金になるのです。
決められた用量は、効果と安全性のバランスが最も良い量として設定されています。
必ず医師の指示を守り、自己判断で用量を変更するのは絶対にやめましょう。
他の薬との危険な飲み合わせをしてしまった
ED治療薬には、一緒に服用してはいけない「併用禁忌薬」が存在します。
特に、心臓病の治療に使われるニトログリセリンなどの硝酸薬との併用は厳禁です。
併用禁忌薬を一緒に飲むと、以下のような危険な相互作用が起こります。
- 血圧が急激に低下し、命に関わる危険がある
- ED治療薬の血中濃度が異常に高まり、持続勃起症のリスクが上がる
- グレープフルーツジュースも薬の分解を妨げ、作用を強めてしまう
以上のように、飲み合わせによっては重篤な副作用を招く可能性があります。
持病がある方や、他に薬を服用している方は、必ず事前に医師に相談しましょう。
安全に治療を受けるためにも、お薬手帳を持参して診察を受けるのが確実です。
ED自己注射薬の用量を間違えてしまった
経口薬よりも、ED自己注射薬(ICI療法)の方が持続勃起症のリスクは高いとされています。
自分で直接、陰茎に薬剤を注射するため、用量を間違えると作用が強く出過ぎるからです。
自己注射で用量を間違えてしまうケースには、以下のようなものがあります。
- 医師に指示された用量よりも多く注射してしまった
- 効果が足りないと感じ、短時間で追加の注射をしてしまった
- 注射器の目盛りの見方を誤ってしまった
以上のように、ほんの少しの用量の違いが、持続勃起症に繋がる可能性があります。
自己注射療法を行う際は、クリニックで正しい使い方を十分に指導してもらうことが不可欠です。
決められた用量と使用間隔を厳守し、決して自己流でアレンジしないようにしましょう。
持続勃起症を予防するために知っておくべき3つのこと
持続勃起症は恐ろしい副作用ですが、正しい知識を持って行動すれば、そのリスクは大幅に減らせます。
安全にED治療を続けるために、予防策をしっかりと頭に入れておきましょう。
持続勃起症を予防するために、必ず守るべきことは以下の3つです。
- 医師に処方された用法・用量を必ず守る
- 個人輸入など非正規ルートで薬を入手しない
- 持病や服用中の薬は必ず医師に申告する
これらの基本ルールを守ることが、あなた自身の身を守る最大の防御策です。
それぞれ詳しく解説していきます。
医師に処方された用法・用量を必ず守る
持続勃起症を予防するための、最も基本的で最も重要なルールです。
医師はあなたの体の状態を考慮して、最適な薬の種類と用量を判断しています。
具体的には、以下のようなルールを絶対に破らないようにしてください。
- 1日に服用して良い回数と量を守る(通常は1日1回まで)
- 効果がなくても、次の服用まで24時間以上あける
- 他人から薬をもらったり、あげたりしない
以上のように、医師の指示はあなたの安全を守るための「命綱」だと考えてください。
もし効果に不満がある場合は、自己判断で増量せず、必ず医師に相談しましょう。
医師との信頼関係のもとで、安全な治療を進めていくことが何より大切です。
個人輸入など非正規ルートで薬を入手しない
インターネットなどで処方箋なしに販売されているED治療薬は、絶対に手を出してはいけません。
これらの非正規ルートの薬は、偽造品である可能性が非常に高く、危険です。
個人輸入の薬には、以下のような深刻なリスクが潜んでいますので、注意が必要です。
- 有効成分が全く入っていない、または過剰に含まれていることがある
- 表示とは異なる成分や、不純物・有害物質が混入している危険性
- 適切な用量が分からず、過剰摂取に繋がりやすい
以上のように、安さや手軽さに惹かれて利用すると、取り返しのつかない健康被害を招きかねません。
持続勃起症だけでなく、命に関わる副作用のリスクもあることを忘れないでください。
ED治療薬は、必ず信頼できる医療機関で処方してもらうようにしましょう。
持病や服用中の薬は必ず医師に申告する
安全な処方を受けるためには、あなたの体の情報を正確に医師に伝えることが不可欠です。
特に、心臓や肝臓、腎臓の病気、血圧の薬などは、処方に大きく影響します。
問診の際には、以下のような情報を正直に、そして漏れなく申告してください。
- 現在治療中の病名(特に心血管系の疾患)
- 服用しているすべての薬、サプリメントの名前
- 過去にかかった大きな病気や手術歴
- アレルギーの有無
以上のような情報を元に、医師はあなたにED治療薬を処方しても安全か判断します。
「これくらいは言わなくても大丈夫だろう」という自己判断は非常に危険です。
お薬手帳を持参すると、正確な情報を伝えやすいのでおすすめです。
持続勃起症になってしまった場合の3つの対処法
万が一、持続勃起症を疑う症状が現れた場合に、どう行動すべきかを知っておくことは非常に重要です。
パニックにならず、冷静かつ迅速に行動することが、後遺症を防ぐ鍵となります。
もしもの時に取るべき行動は、以下の3ステップです。
- STEP1. まずは慌てず、本当に4時間以上経過したか確認する
- STEP2. 自分でできる応急処置を試してみる
- STEP3. 改善しない場合は、ためらわずに救急外来を受診する
これらの手順をあらかじめ知っておくだけで、いざという時の安心感が違います。
それぞれ詳しく解説していきます。
STEP1. まずは慌てず、本当に4時間以上経過したか確認する
ED治療薬の効果は数時間続くため、まずは本当に4時間以上経過したかを確認しましょう。
薬が効いているだけの正常な状態を、持続勃起症と勘違いして慌てる必要はありません。
確認する際には、以下のポイントを冷静にチェックしてみてください。
- 薬を服用してから、何時間経っているか
- 陰茎に強い痛みがあるか
- 性的興奮が冷めても、全く萎える気配がないか
以上の点を確認し、4時間を超えて痛みを伴う勃起が続く場合に、初めて持続勃起症を疑います。
シアリスなどは効果時間が長いため、単に薬の効果が続いているだけのことも多いです。
まずは落ち着いて状況を把握することが、適切な行動の第一歩です。
STEP2. 自分でできる応急処置を試してみる
4時間が経過しても勃起が収まらない場合、医療機関を受診する前に試せる応急処置があります。
ただし、これらはあくまで一時的な対処であり、効果がなければすぐに次のステップに移りましょう。
自分でできる応急処置としては、以下のような方法が挙げられます。
- 射精を試みる
- 階段の上り下りなどの軽い運動をする
- 冷たいシャワーを浴びたり、患部を冷たいタオルで冷やしたりする
以上は、交感神経を刺激して血管を収縮させ、勃起を鎮めることを目的としています。
これらの方法で30分以内に改善の兆しが見られない場合は、効果は期待できません。
自己流の危険なマッサージなどは、絶対にしないようにしてください。
STEP3. 改善しない場合は、ためらわずに救急外来を受診する
応急処置でも改善せず、痛みを伴う勃起が続く場合は、一刻も早く医療機関を受診してください。
虚血性持続勃起症は時間との勝負であり、治療が遅れると後遺症のリスクが高まります。
受診する際は、以下の点を意識すると、スムーズに診察が受けられます。
- 泌尿器科のある総合病院の救急外来を選ぶのが理想
- 電話で「持続勃起症の疑いがある」と事前に伝えておく
- 服用した薬の種類や時間、量などを正確に医師に伝える
以上のように、恥ずかしがらずに、勇気を出して行動することが何よりも重要です。
6時間以上放置すると、細胞の壊死が始まり、永久的な勃起不全になる恐れがあります。
「もう少し様子を見よう」という判断が、一生の後悔に繋がることを肝に銘じましょう。
クリニックで受ける持続勃起症の専門的な治療法2つ
救急外来を受診した場合、どのような専門的な治療が行われるのかを知っておくと、より安心です。
病院では、迅速に勃起を鎮めるための効果的な治療法が用意されています。
持続勃起症に対して行われる主な専門的治療は、以下の2つです。
- 陰茎海綿体穿刺・吸引
- 交感神経刺激薬の海綿体注射
これらの治療は、うっ血した血液を排出し、血管を収縮させることを目的とします。
それぞれ詳しく解説していきます。
陰茎海綿体穿刺・吸引
これは、局所麻酔をした上で、陰茎の根元に針を刺し、溜まった血液を抜き取る方法です。
物理的にうっ血を解消することで、陰茎内の圧力を下げ、酸素不足を改善します。
この治療の具体的な手順は、以下のようになりますので、参考にしてください。
- まず、陰茎の根元に局所麻酔の注射をする
- 太めの針を陰茎海綿体に穿刺する
- 注射器で、ドロドロになった古い血液をゆっくりと吸引する
以上のように、少し怖いイメージがあるかもしれませんが、麻酔をするので強い痛みはありません。
この処置だけで勃起が収まることも多く、まず最初に行われる基本的な治療です。
早めに処置すれば、後遺症なく回復することがほとんどなので安心してください。
交感神経刺激薬の海綿体注射
穿刺・吸引を行っても勃起が収まらない場合、次にこの治療が行われます。
血管を収縮させる作用のある交感神経刺激薬を、直接、陰茎海綿体に注射します。
この治療で用いられる薬剤には、以下のようなものがあります。
- エピネフリン
- フェニレフリン
以上は、血管を強く収縮させることで、陰茎への血流を減少させ、勃起を鎮める薬です。
ほとんどのケースは、この段階までの治療で改善すると言われています。
それでも治まらない最重症例では、シャント手術という外科的な治療が必要になることもあります。
まとめ
今回はED治療薬の副作用である持続勃起症について、その原因から対処法まで解説してきました。
持続勃起症には、緊急性の高い虚血性と、そうでない非虚血性の2つのタイプがあることをお伝えしました。
- 虚血性持続勃起症(低血流性)
- 非虚血性持続勃起症(高血流性)
ED治療で起こる原因は、主に薬の過剰摂取や誤った使い方によるものでした。
- ED治療薬を過剰摂取してしまった
- 他の薬との危険な飲み合わせをしてしまった
- ED自己注射薬の用量を間違えてしまった
これを予防するためには、医師の指示を守り、非正規ルートで薬を入手しないことが何より重要でした。
- 医師に処方された用法・用量を必ず守る
- 個人輸入など非正規ルートで薬を入手しない
- 持病や服用中の薬は必ず医師に申告する
万が一、4時間以上痛みを伴う勃起が続く場合は、ためらわずに救急外来を受診する必要がありました。
- STEP1. まずは慌てず、本当に4時間以上経過したか確認する
- STEP2. 自分でできる応急処置を試してみる
- STEP3. 改善しない場合は、ためらわずに救急外来を受診する
病院では、穿刺吸引や薬剤の注射といった専門的な治療が行われることも確認しました。
- 陰茎海綿体穿刺・吸引
- 交感神経刺激薬の海綿体注射
持続勃起症は非常に稀な副作用ですが、万が一に備えて正しい知識を持つことは大切です。
この記事で学んだ予防法を徹底し、安全にED治療を行ってください。
そして、もしもの時は、決して恥ずかしがらず、迅速に医療機関を受診する勇気を持ちましょう。

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